高知県と災害時協定、製品供給情報迅速に 高知県製品工組   

高知県コンクリート製品工業組合(理事長=伊藤準氏)は9月11日、高知県と「大規模災害時におけるコンクリート製品の調達に係る情報提供等に関する協定書」を締結した。地震や津波、豪雨などによる大規模災害の発生、または発生の恐れがある場合に、コンクリート製品の供給情報を迅速に共有し、被害の拡大防止と災害施設の早期復旧につなげる。

協定では、県が被災状況に応じて組合に協力を要請し、側溝やブロック、擁壁材など復旧工事や応急対策工事に必要な製品の調達情報を提供してもらう仕組みを定めた。要請を受けた組合は、加盟各社の在庫や製造可能な製品の種類・数量・搬送可能エリアを即時にとりまとめ、県に報告する。県はこの情報を基に現場の施工業者へ資材供給を振り分ける。平時から各社の備蓄状況を共有しておくことで、発災後の混乱を最小限に抑える体制が整う。

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