No.61

4月になりました。 週刊ブロック通信の最終ページを使い、私が調査研究したコンクリート製品メーカーの発展策と新しい経営のやり方を皆さんにお伝えして、いつの間にか61回目になりました。

私は原田社の利益の為ではなく、業界の大発展を目指して努力を重ねて参りました。皆さんが必ず読める様に、レポートは同一内容を4週続けて載せています。原田が週刊ブロック通信に毎週、約1,000字のレポートを掲載して、皆さんに読んで頂こうと努力してきたのには理由があります。世界には非常に素晴らしいコンクリート製品メーカーが存在します。それを学んでほしいと思っています。

原田は、小野田セメントの中央研究所に20人、関連製品事業部に20人のマンパワーを投じて、コンクリート製品業界の発展に向けて18年、努力致しました。その後、41年前に原田㈱を設立して、小野田セメントのユーザーだけでなく、「コンクリート製品業界」全体の大発展を目指して仕事を続けて参りました。

原田は、ドイツが先行して素晴らしい取組みをどんどん進めているのを知り78回、現地に足を運びました。1回行くと現地2週間滞在します。移動のための前後4日間を入れると18日間です。そうやって、ドイツのコンクリート製品業界と交流し、技術を導入しました。そして、日本のコンクリート製品業界の発展策を68,実現して来ました。

原田の実績で最も誇れるのは、JRと一緒にやり遂げたプロジェクトです。厚さ20㎝、長さ5m、幅2.4mの平面精度±1㎜の高精度コンクリートスラブの生産技術を確立しました。新幹線のレール下は当初、バラスと枕木でした。これをJRが厚いコンクリートスラブに変更しようとした時、枕木メーカーのプレストレストコンクリート業界が「不可能」と言い、困ったJRが原田に相談に来ました。1か月研究して、バラスと枕木を使わないレール下構造を確立しました。良い生産システムを作り上げ、広島の1工場で実現しました。こうして、平面精度が素晴らしいコンクリート製品スラブが日本中に広がりました。

一例を紹介しましたが、コンクリート製品業界の皆さんには、この様な新しい仕事が存在することを知っていただきたいのです。私と一緒に、大きく発展する努力を重ねていきましょう。

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