ワイン用PCaタンク、バレルタイプを新開発 ゴトウコンクリート

 ゴトウコンクリート(本社、愛知県豊川市中央通、社長=松林秀佳氏)は、ワイン用プレキャストコンクリートタンクの新ラインアップとして「バレルタイプ」を開発し、12月7日から9日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された飲料・酒類業界のための開発・製造展「ドリンクジャパン」に出展した。バレルタイプは、醸造したワインを貯蔵・熟成させるオーク樽(バレル)をプレキャストコンクリート化したもの。サイズは外径650㎜(内径510㎜、重量379㎏)×1100㎜で、内容量は208リットル。投入口はステンレス製。前年に開発した「まゆ型コンクリートタンク」を納入した長野県内のスタートアップワイナリーから「コンクリート製のバレルが欲しい」と相談があり、新製品の開発に踏み切った。醸造用のプレキャストコンクリートタンクはワインの本場、ヨーロッパを中心に広く普及しているが、貯蔵・熟成にはオーク樽が広く使われておりコンクリート樽は珍しいという。

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