No.59 自社を1歩ずつレベルアップさせていきましょう

世の中には、いろいろな業界があります。他の業界が、どういう事をやって大きくジャンプアップしたのか、調べることからスタートです。最新の調査結果を持っているのは証券会社です。「どんな会社が、どんなことをやって、どの位、売上げと利益を増やしたのか」を調べましょう。証券会社が協力してくれます。一年で素晴らしく業績がジャンプアップした会社があります。「どんなことをやって実現したのか」だけでなく、「どういう考え方をしたのか」が重要です。詳しく調べていくと、見えてくるものがあります。調べてみると分かりますが、業績がジャンプアップした会社は今までやってなかったことに挑戦しています。

例として、原田が調べた結果を紹介します。

  • 最も素晴らしい会社は、1年で利益が7倍になりました。年間利益が1兆円を越える規模の会社です。
  • 一つや二つの収益改善策ではなく、1年の内に多くの手を打っています。
  • ある業界では、受注では競争関係にある最大手3社が事業のムダを省くために協力して、大巾な増益を果たしています。3社が共同で新会社を設立し、共通業務を一本化して大巾なコストダウンを実現したのです。
  • 各社が受注した仕事について、いかにムダを省いて利益を増やすか3社が協力することで、改善の余地が大きく生じました。
  • コンクリート製品業界に当てはめて考えると、製品の配送について共同で新会社を設立して、最適の配車で大巾コストダウンを実現したイメージです。
  • コンクリート製品業界の場合、少量生産と大量生産とでは大きなコスト差があります。少量生産品で対策を講じると増益に繋がります。少量生産品の在庫の持ち方で、所在地が離れている3社が手を組むと、いろいろと工夫の余地が生まれます。
  • 原田がご紹介している無人生産工場でも同じことができます。3社が共同で、まず一工場を作ります。そして売上げが増えたら2番目、3番目の工場を作るのです。この仕組みを、ある程度、離れた場所にある3社が組んで計画することを、やってみることをお勧めします。

コンクリート製品企業は約900社あります。業界トップの企業は38工場持っています。世界最高の生産工場は、ワンラインで年間108億円の売上げ規模です。企業業績がジャンプアップできる時代です。考えて計画しましょう。

週刊ブロック通信の購読申し込み

CTA購読申し込み画像
「コンクリート製品業界に関連するするニュースをいち早く・幅広く」お手元に届けることを心がけ、「週刊ブロック通信を読めば、この一週間の業界の動きが全て分かる」紙面づくりを目指しています。