ポラコン利用し重金属を吸着 マテラス青梅が勉強会 

マテラス青梅工業(本社、東京都中野区中野、社長=髙村幸宏氏)は3月28日、新宿西口TKPカンファレンスセンターでポーラスコンクリートを利用した重金属の吸着をテーマにした勉強会を開催した。講師を務めた福島大学の原田茂樹教授によると、ポーラスコンクリートによる重金属の浄化は「濾過」以外にも、「アルカリ沈殿反応」(ポーラスコンクリートを形成する砕石のpHが高いため、路面排水が砕石と接触すると高pHになり、重金属の溶解度が低下して重金属が析出・吸着される)や、ポーラスコンクリート内に水和物(エトリンガイト)が形成されて水和物表面に重金属が吸着される「水和物吸着反応」により行われ、砕石サイズが小さい方が濾過効果やアルカリ沈殿反応効果が高まり、砕石サイズが大きいと水和物吸着反応が高まるという。

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