残コンゼロとCO2削減を両立、高効率技術を実適用 鹿島建設

鹿島建設(本社、東京都港区元赤坂、社長=天野裕正氏)は8月23日、建設現場で発生する残コンクリート(残コン)や戻りコンクリート(戻りコン)から抽出した処理土にCO2を効率よく固定する技術を開発したと発表した。同社は昨年、建設現場内に設置する濁水処理装置に簡易な装備を追加し、残コンや戻りコンを骨材と、CO2を吸収・固定して中和した処理土に再生し、排水もpHと濁度を下げて放流可能な水に処理することができる技術を開発済。今回、このシステムの向上を図り、残コン・戻りコンから抽出した処理土にCO2を固定する効率を20%高めることに成功。同社が熊本県で施工中のJASM新築工事に実運用し、取り出した骨材は現場内の通路に再利用した。

週刊ブロック通信の購読申し込み

CTA購読申し込み画像
「コンクリート製品業界に関連するするニュースをいち早く・幅広く」お手元に届けることを心がけ、「週刊ブロック通信を読めば、この一週間の業界の動きが全て分かる」紙面づくりを目指しています。