大分に混合セメント設備、輸出拠点として整備 太平洋セメント
太平洋セメント(本社、東京都文京区、社長=田浦良文氏)は10日、分級フライアッシュを使用した混合セメントの製造・出荷設備を、佐伯アッシュセンター(大分県佐伯市)に新設して、新たな混合セメント市場に参入すると発表した。投資額は約76億円。国内セメント市場の縮小に歯止めが掛からない中、同社はCO2排出量が少なく、カーボンニュートラルに資する混合セメントの輸出拡大を進めている。環境意識の高まりから、東南アジア諸国をはじめとする海外市場で拡大する混合セメント需要を取り込み、その販売拡大を図る。新たな設備は年間80万トンの混合セメントを製造・出荷することができ、混合セメントの輸出体制は年間130万トンを超える。
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