3DP建築で国内初の大臣認定 3DP実証棟を建築へ 大林組
大林組(本社、東京都港区港南、社長=蓮輪賢治氏)は6月10日、超高強度繊維補強コンクリート「スリムクリート」を使って3Dプリントした構造形式について、日本建築センターの性能評価審査による国土交通大臣認定を取得し、「(仮称)3Dプリンター実証棟」の建築に着手したと発表した。建築基準法に基づいて大臣認定を取得した3Dプリンティング建築物の建設は国内初。建築する3Dプリンター実証棟は平屋建(床面積約27㎡)で、同社技術研究所内(東京都清瀬市)に建設する。11月の完成を予定しており、耐久性や構造、環境性能を評価すると共に3Dプリント技術のPR施設として公開する計画。建物は基礎と屋上階の床版を除き、全ての部材を建設地に3Dプリンターを据え付けてオンサイトキャスティングする。鉄筋や鉄骨は使わず、地上構造部材は全て専用モルタル「デンカプリンタル」や超高強度繊維補強コンクリート「スリムクリート」でプリントする。
週刊ブロック通信の購読申し込み
「コンクリート製品業界に関連するするニュースをいち早く・幅広く」お手元に届けることを心がけ、「週刊ブロック通信を読めば、この一週間の業界の動きが全て分かる」紙面づくりを目指しています。