低炭素型PCa製品、標準供給体制を確立 安藤ハザマ

安藤ハザマ(本社、東京都港区赤坂、社長=福富正人氏)は安藤ハザマ興業(東京都)と共同で、低炭素コンクリート製プレキャスト建築部材(低炭素型PCa製品)を標準的に供給できる体制を確立した。製造サイクルやコストは従来と変わらず、通常のPCa製品と同等以上の強度や耐久性を実現、部材や位置の制限なく建築構造物に適用できる。同社の低炭素コンクリートは、普通セメントの20%を高炉スラグ微粉末で置換した現場打ちコンクリート用の技術で、材料由来のCO2排出量を約20%削減できる。これを生産性向上や工期短縮が図れるPCa製品に適用するため、安藤ハザマ興業千葉工場で製造する普通強度の建築部材に適用。低炭素型PCa製品としてメニューを整えた。環境情報が客観的に「見える化」できるエコリーフ環境ラベルも取得した。

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