3DP構造用ラクツム、建築構造体造形に初適用 清水建設
清水建設(本社、東京都中央区京橋、社長=井上和幸氏)は7日、3Dプリンティング用のコンクリート材として開発した「構造用ラクツム」を建築構造体のプリント施工に初適用したと発表した。構造用ラクツムは、指定建築材料として大臣認定を受けた国内唯一の3Dプリンティング材で、プリント材を建築物の構造体に適用する場合に求められる個別の大臣認定取得が不要。建築物の構造耐力上主要な部分に使用することができる。適用したのは、東京都江東区に建設中の自社施設「潮見イノベーションセンター(仮称)」内に整備した駐車場の屋根構造物。膜屋根の外周を囲うアーチ状の構造体の一部に、構造用ラクツムを積層して構築した「プリント構造体」を適用した。
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