材料噴射型3DPで有筋構造部材を自動造形 清水建設 

 清水建設(本社、東京都中央区京橋、社長=井上和幸氏)は1月31日、鉄筋を内蔵した有筋構造部材を、建設用3Dプリンターで自動製造する技術を開発したと発表した。建設用3Dプリンターは、プリント材料をノズルの真下へ押し出しながら積層していくため、鉛直方向に配置する鉄筋を造形物の中に組み込むことができず、有筋構造部材を直接造形することが難しかった。新技術は、鉄筋の外周を旋回するロボットアーム先端のノズルからプリント材料を斜め下方に噴射し、鉄筋内部への充填が完了した後、表層全体に配合の異なる表層用プリント材料を重ねて吹き付ける。さらに、部材表面をコテで平滑に整える表面仕上げや、アームに取り付けた3Dスキャナによる出来形の自動計測もロボットアームで行うことができる。

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