3DCPに環境配慮コン適用、高機能部材をデザイン 大成建設  

大成建設(本社、東京都新宿区西新宿、社長=相川善郎氏)は、環境配慮コンクリート「T‐℮コンクリート」とプリンティング技術「T‐3DP」を使い、世界初となる独創的なデザインの高機能柱部材を開発し、現在建設を進めている大成建設グループ次世代技術研究所(埼玉県幸手市)のゼロカーボンビル、研究管理棟のエントランス柱に初適用した。 3DCPのプリント材料は「T‐℮コンクリート・カーボンリサイクル(T-eConcrete/CarbonRecycle)」がベース。排気ガスから回収したCO2をコンクリート内部に固定するため、一般的なコンクリートと比較してCO2排出量を最大106%削減できる。建設中の次世代技術研究所が目指す、「ゼロカーボンビル(CO2排出量実質ゼロ)」を実現する要素技術として実工事に適用した。柱部材は高さ3.2mで、8つのブロックに分割してプリント。1つのブロックの高さは40㎝で、約2時間でプリントした。

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