低炭素型材料を活用、試行工事2件を初実施 関東地整港湾空港部   

関東地方整備局港湾空港部は12日、低炭素型材料を活用する発注者指定型の試行工事を始めて実施すると発表した。港湾工事で排出するCO2の削減を図る。今年3月に策定した「港湾工事等における低炭素型素材の活用マニュアル」に基づく試行工事の初弾案件で、実工事に低炭素型材料を活用して、低炭素型材料の施工性を確認すると共に、低炭素型材料を活用にする場合に配慮が必要な事項を明確にして、低炭素型材料の一般活用を図る。 対象となるのは、鹿島港湾・空港整備事務所発注の「令和5年度鹿島港外港地区南防波堤築造工事」と、東京湾口航路事務所発注の「令和5年度東京湾中央航路東側護岸他付帯工事」の2件。

鹿島港外港地区南防波堤築造工事では、ケーソンの蓋ブロックに、高炉セメントC種の素材を用いたコンクリートを使用する。また、東京湾中央航路東側護岸他付帯工事は、鋼管矢板内側にコンクリートブロック19個を製作し据え付ける。ブロックの材料には鉄鋼スラグ水和固化体を使用する。

 

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