製品出荷量の減少続く、遠心管・ポール10年超 24年製品出荷量   

経済産業省・生産動態統計の2024年実績値が確定した。コンクリート製品7品目(鉄筋コンクリート管、コンクリートポール、コンクリートパイル、護岸用コンクリートブロック、道路用コンクリート製品、はり・けたPC製品、空洞ブロック)は、はり・けたPC製品を除く6品目で出荷量が前年実績を下回った。鉄筋コンクリート管は12年連続、コンクリートポールは11年連続の減少で、需要の長期減少傾向に歯止めがかからない。コンクリートパイルは2年連続の減少・2桁減。資材価格の高騰による建築計画の見直しが影響したと見られるが、単月の出荷量は今年4月以降、急回復している。護岸用コンクリートブロックは23年度、4年ぶりにわずかながら増加したが、24年度は再び減少に転じた。大きな災害復旧工事が一巡したことが影響した。はり・けたPC製品は、23年度の2桁減から一転、増加に転じた。空洞ブロックは5年連続の減少。2年連続で年間の出荷量が6000万個を割り込んだ。

 

週刊ブロック通信の購読申し込み

CTA購読申し込み画像
「コンクリート製品業界に関連するするニュースをいち早く・幅広く」お手元に届けることを心がけ、「週刊ブロック通信を読めば、この一週間の業界の動きが全て分かる」紙面づくりを目指しています。