会長特別PJ成果報告、リスペクトされる土木を 土木学会 

土木学会(会長=田中茂義氏)は6日、会長特別プロジェクトとして進めていた「土木の魅力プロジェクト」の活動成果を報告した。田中会長は1年間の活動を振り返り「土木に関係する皆さんが働きがいを感じ、生き生きと情報発信できる環境ができあがってきた。両小委員会のメンバーが非常に生き生きと楽しそうに課題に取り組んでいるのを見て、プロジェクトの手ごたえを感じた。土木という仕事のやりがいは何かと問われることがあるが、自分がやっていることが家族や社会からリスペクトされる存在になったとき、やりがいや働きがいは大きくなる。それが仕事の魅力の本質ではないか。土木は建設と置き換えてもいい。建設の仕事が社会からリスペクトされることが重要で、それには国際性、希少性、創造性の3つの要素が求められる。国際的に活躍していて、しかも凄いことをやっていると社会から認知されること。そして、イノベーションを通じて今までのやり方やシステムを変えていく創造性。この3つが備わった時に、土木はリスペクトされると思っている。一人ひとりの土木技術者が誇りを持って使命を果たすとともに、自らの言葉で魅力を発信することが必要だ」と述べた。

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