ゼロセメント土系舗装にGデザインベスト100 つちみちペイブなど
日本デザイン振興会は10月27日、「グッドデザイン賞」の2025年度受賞結果を発表し、特に優れた100件として高い評価を得た「グッドデザイン・ベスト100」に、自然に還元する持続可能な舗装材「ゼロセメント土系舗装」が選ばれた。受賞者は奈良女子大学。ゼロセメント土系舗装は、「土」のやわらかな素材感と性質をそのまま生かし、セメントや樹脂を使わずに固めた環境にやさしい舗装材。土や砂利を材料に天然由来の固化材(塩化マグネシウムや酸化マグネシウム)を適切な比率で混ぜ合わせた材料を、▽即時脱型工法により製造した「つちみちぺイブ」、▽プレス成型した「すなみちぺイブ」、▽現場で攪拌し打設する「つちみち舗装」――の3つの「ラインアップで構成。使用用途に合わせ、ブロックタイプ、平板タイプ、現場打ち舗装タイプが選択できる。従来の土系舗装とは違い、樹脂やセメントを一切使わずに、カーボンニュートラルと強度、意匠性を実現した。奈良女子大学(根本哲夫教授)を事業主体に、つちみちぺイブを日本興業(香川県)、すなみちぺイブを高大(福岡県)、つちみち舗装を大林道路(東京都)が開発した。
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