No.43  コストダウン策を一つずつ実現しましょう

企業改革をあなたの会社でも、やってみましょう。この10月号から、連載して参ります。質問は、どうぞ、ご遠慮なくして下さい。このレポートでも、一部ご紹介させて頂きます。基本的な経営改善に、動き出しましょう。

1.蒸気養生を止めて、40℃一定ルームに入れる。

①80℃、2時間養生より、40℃、4時間養生の方が強度はアップします。②前置き時間ゼロでOKです。夏場の非常に暑い時の温度です。③蒸気養生関連の設備が一切不要になります。ボイラー不要、燃費不要、蒸気設備不要。関連作業、管理業務ゼロへ。コンクリートのエアー量の拡大防止OK。製品の端部が100℃以上に加熱されること解消。出来上がりの製品の強度ダウンが解消等、予想以上の多くの効果があります。④40℃一定ルームの入口までフォークを出来るだけ使用せず、自動で平面移動させると良いです。⑤入り口に到着した型枠は、全自動で積み上げ作業が出来る時代です。取り出しも全自動でOKです。⑥型枠にナンバーをつけ、コンピューターで指示を出します。⑦日本のトップ企業のダイフク社の全自動倉庫の形です。

以上で養生関連作業がゼロになり、かなりのコストダウンと省力化が実現します。更に、出来上がり製品の品質が大きくレベルアップします。

2.全工場で、次のシステム変更を行う。

①人、ものが動き、型枠が動かない生産システムを全廃。人、ものが一定位置で作業し型枠を動かす方式に変更する。一部ではなく、小型製品も大型製品も、全て、人、ものが移動する手間と時間を最少にし、型枠の移動手段の素晴らしいものを導入する。その技術進歩が素晴らしくなっていることを学ぶ。実現する。②作業場を、はっきり分けて分離し、その間は型枠の自動移動システムで結ぶ。脱型し製品を搬出する作業場と、清掃や組み立てや剥離剤塗布、鉄筋等セット場、打設場、この3つをある程度離れた位置にする。③夫々の作業場の手前に、常に次に作業する型枠が待っている状態を作る。

(続く)

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