非公開化で再建、5月9日に上場廃止へ スパンクリート
スパンクリートコーポレーション(本社、東京都文京区湯島、社長=村山典子氏) は14日、4月に開催する臨時株主総会に株式併合、単元株式数の定めの廃止などを付議することを決議したと発表した。同社株式は、4月10日から5月8日まで整理銘柄に指定された後、5月9日付で上場廃止となる。同社は東証スタンダード市場に上場し、発行済株式数から算出した時価総額は約41億円。23年3月末時点で流通株式時価総額が5.8億円と基準の10億円を満たしておらず、24年3月末時点でも6.8億円と基準未達の状態が続いていた。このため、同社は24年6月に「上場維持基準の適合に向けた計画書」を提出していたが、今回の決定に合わせて、計画の撤回も発表した。今後、主要株主のMUCC商事が保有する118万7600株を、1株あたり460円で取得するなどして株式を非公開化する。非公開後も、同社の村山典子社長が経営を続ける。
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