発熱コンクリート エスコンで融雪実証実験 會澤高圧 

 會澤高圧コンクリート(本社、社長=會澤祥弘氏)は3月5日から31日まで、米マサチューセッツ工科大学(MIT)と共同で研究開発中の、カーボンブラック入り導電性コンクリートを用いた自己発熱コンクリートパネルの実証試験を、エスコンフィールドHOKKAIDO(北海道北広島市)で実施した。実証実験は、會澤高圧コンクリート、MIT、北広島市の共催で実施。エスコンフィールドの「コカ・コーラゲート」付近に、カーボンブラックを混入した三層構造の発熱コンクリートパネル(縦1000×横900㎜)3枚を敷設し、付近に温度センサーを設置して外気温を測定。昨年12月から今年2月にかけて札幌市で実施した実証試験の結果を基に、必要な発熱量を解析し適切な電圧を設定し、融雪や凍結防止に必要な温度の確保状況をパネル表面に設置した温度センサーで測定した。実施にあたり、外気温に応じて発熱量を自動調整するシステムを開発して、エネルギー消費の最適化を図った。

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