CO2排出を8割削減、低炭素PCa部材を大量適用 大成建設
大成建設(本社、東京都新宿区西新宿、社長=相川善郎氏)は19日、地中送電線路用のシールドトンネル(洞道)新設工事にCO2削減コンクリート「T-eConcreteセメント・ゼロ型(以下、T-eコン)」製のプレキャスト部材を大量適用したと発表した。T-eコンは、普通セメントの代わりに高炉スラグやフライアッシュなどを混合して製造するCO2削減コンクリート。セメント・ゼロ型は、従来のコンクリートに比べ材料製造時のCO2排出量を8割程度削減することができ、既にシールドセグメントとして適用実績がある。今回は、千葉ニュータウン変電所から千葉印西変電所間の外径4.8m、延長3.8㎞の洞道新設工事、プレキャストインバートブロック(12個)と歩床ブロック(1,432個)を設置。T-eコンの使用量は223㎥で、CO2削減量は全体で53.8トンになるという。
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