バイオ炭コンクリートを初適用 清水建設
清水建設(本社、東京都中央区京橋、社長=井上和幸氏)は1月20日、バイオ炭を用いてコンクリート内部に炭素を貯留する環境配慮型コンクリート「バイオ炭コンクリート」を実工事に初適用したと発表した。新東名高速道路川西工事(発注者、中日本高速道路)の場内工事用道路仮舗装にバイオ炭コンクリート34.5㎥を使用し、普通コンクリート比で99%のCO2排出削減を実現した。バイオ炭コンクリートは、木質バイオマス(オガ粉)を炭化したバイオ炭をコンクリート1㎥あたり20~80㎏混入した環境配慮型コンクリート。バイオ炭混入量1㎏あたり2.3㎏のCO2が固定化できる。セメントに低炭素型の高炉セメントを使用すれば、普通コンクリート比で最大118%のCO2削減効果が得られ、削減量が排出量を上回るカーボンネガティブを実現する。
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