3Dプリンター住宅、オーストラリア進出 セレンディクス
セレンディクス(本社、兵庫県西宮市、CEO=小間裕康氏)は、オーストラリアの不動産投資・アドバイザー企業プラナム・パートナーズ(本社・シドニー)と、現地で3Dプリンター住宅事業を推進することで合意した。覚書(MOU)の調印式は2日、クイーンズランド州政府の仲介により、大阪・関西万博オーストラリア館で行われた。オーストラリアでは住宅価格の高騰が続き、主要都市の中央値は105万豪ドル(約1億円)を超える。住宅取得の難しさが社会問題化しており、建設コストの低減と供給拡大を両立できる革新的な技術への期待が高まっている。両社は、3Dプリンターを用いた低コスト・短工期の住宅供給を通じ、同国の住宅問題の解決支援を目指す。両社はまず、実証棟の建設を行うフィージビリティスタディ(実現可能性調査)を開始する。現地の建築基準や気候条件に適合した設計を進めるとともに、施工体制やサプライチェーンの構築を検討。州内での導入を優先し、量産供給への道筋を描く。
週刊ブロック通信の購読申し込み
「コンクリート製品業界に関連するするニュースをいち早く・幅広く」お手元に届けることを心がけ、「週刊ブロック通信を読めば、この一週間の業界の動きが全て分かる」紙面づくりを目指しています。



