再生コンクリート骨材 利用拡大へ 国土交通省   

 国土交通省は4月21日、建設リサイクル推進施策検討小委員会を開き、「グリーン社会の実現に向けた建設リサイクルの推進」に関する提言の中間とりまとめ(素案)を提示した。早期に取り組むべき施策として、再生コンクリート骨材の利用拡大を掲げた。再生骨材は、解体コンクリートを破砕・選別して得られる資材で、品質によりH・M・Lの3種に分類される。特にM骨材は乾燥収縮が大きく、用途に制限があるが、プレキャスト製品などでの実証が進む。供給工場は全国で限られており、供給エリアの拡大が課題。価格は一般コンクリートと同等以下とされる。現在、コンクリート塊の多くは再生砕石として再利用され、骨材としての再利用は限定的。需給バランスや品質基準の見直しを進め、公共工事での技術検証を通じた用途拡大を図る。

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