港湾新技術カタログ、フレア護岸など追加 国土交通省
国土交通省は、港湾工事で設計段階から新技術の導入を促す「港湾新技術カタログ」の第2弾を策定した。第1弾に続き、藻場・干潟造成17件、護岸かさ上げなど気候変動への適応技術13件を新たに追加した。発注者や設計コンサルタントが設計時に新技術を採用する際の参考資料とするほか、建設業者が技術開発テーマを検討する際の基礎情報として活用することを想定している。第1弾は3月に公表され、桟橋上部工の施工作業効率化や吸い出し防止対策などを収録した。
第2弾では、民間事業者から寄せられた技術情報のうち、藻場・干潟造成分野として、地場海藻種による藻場再生や生物定着を促す基盤材、生物共生効果を高める構造などを追加。護岸かさ上げ・補強など気候変動適応分野では、浸水防止プレキャスト壁「MC防水壁工法」/丸栄コンクリート工業▽上部フレア護岸(プレキャスト大型波返しブロック)/ケイコンーをはじめ、防潮壁や越波低減ブロックなどの新技術を盛り込んだ。
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