No.58 明けましておめでとうございます

原田社は、創立41年目を迎えました。その前の18年間、小野田セメント(現太平洋セメント)の中央研究所で20人、関連製品事業部に20人の部隊の長として、コンクリート製品業界の発展策の企画・実践に携わっており、合計59年間にわたり70件以上の成果をあげてきました。今回は、最近注力している仕事について若干説明いたします。

1.「オペレーター1人で、108億の売上げをあげる全自動生産工場。

2.アスファルト車道を、全てプレキャストコンクリート車道に代える手法。製品と施工法の二つの手法、役所主導型で推進中。

3.最新型地下貯水池、「いろいろな深さに埋められる」「何千㎥でも施工出来る」「完成品を並べればOKのスピード施工」「汲み出し装置不要」。この四つの条件を満足する。

4.販売するコンクリート製品の肌を、単なる型枠面、仕上げ面ではなく、10種類の深さの粗面をきちんと作る技術。

5.コンクリート製品の品質判定基準を、圧縮強度から空隙率に代える。ドイツの合格ラインの規定は空隙率3%。現在、ヨーロッパで大量に使用されているのは1%強。日本は、生コン成形品5%、ILブロック8~9%だが大幅に高品質化する。

①まず役所に、この仕事を今よりずっと強力に推進してもらうことを要請しましょう。コンクリート製品業界も、いつまでもブロックの形状について「レンガ型で使えるはず」と言い続けるのを改めるなど、いろいろな点で、現状より大きくレベルアップした改良品を推進しましょう。

②現在、㎡あり50個取りですが、24個取りにします。現状の倍の大きさになります。

③並べた時に製品と製品が絶対にズレない構造にしましょう。

④車の進行方向の力を、多くのブロックが連帯して受ける構造にしましょう。

⑤新しいシステムではなく、約40年前に日本に登場し年間860万㎡まで伸びて、15年間、既に活用されていた手法を再開しましょう。スイス人の基本特許に多くのノウハウを加えて、ドイツの一社が大量の需要を生み出しました。原田社は、この特許とノウハウを購入して全国9社に無料で提供。10工場でフル生産し日本の需要がトータル860万㎡まで伸びた実績のあるものを再開しましょう。一工場あたり86万㎡まで伸びたのです。

⑥材工で販売しましょう。

⑦販売価格は、アスファルト車道と同等価格にしましょう。アスファルトに比べて補修不要のメリットがあります。㎡当り、16,000円を越えてきました。十二分に利益が出ます。

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