コンクリート工6指針改定へ 設計段階のPCa採用増加 国土交通省  

国土交通省はコンクリート工の生産性向上に向けて策定した6つのガイドラインの改定作業を順次進める。23年度は現場打ちコンクリートに関係する3つのガイドラインについて直轄工事や設計業務での活用状況を確認し、来年度に改定を検討する。プレキャストコンクリート関係の3つのガイドラインは来年度、フォローアップ調査を実施した上で論点整理を行い24年度から順次改定を検討する。採用基準や積算基準の具体化、ガイドラインのダイジェスト版を求める意見などが上がっていることを受けたもの。同省の調査によると、設計業務では現場打ちコンクリート構造物に適用する機械式鉄筋継手工法などの採用率が大きく下がっており、同省は「設計段階におけるPCa導入の検討で工法自体の採用機会が減った可能性がある」との見方を示している。

 

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