粘り強い河川堤防開発へ 越流水深30㎝で損傷を3時間抑制 国交省
国土交通省は本格的な河川堤防の強化を図るため、越水に対して減災効果を発揮する「粘り強い河川堤防」の技術開発を進める。技術的な検討を進めるため、新たに「河川堤防の強化に関する技術検討会(座長=山田正氏、中央大学研究開発機構教授)」を設置し5月22日、初会合を開いた。会合では、▽越水に対して粘り強い河川堤防の検討▽緊急的な河川堤防の強化(パイロット施工)の実施状況▽関係業界団体との研究・開発を行う体制の構築―などが議題となり、開発目標として「堤防強化により30㎝の外力に対して、3時間程度堤防の損傷を抑制し、決壊するまでの時間を少しでも長くすることを目指す」ことが示された。
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