魚道工に3DP、隔壁ブロック埋設型枠を造形 東北地方整備局   

 東北地方整備局宮城南部復興事務所は、災害復旧事業の内川流域山下堰(右岸)工事(宮城県丸森町泉)で建設用3Dプリンタを使用したコンクリート構造物の製作を試行する。公共工事に3Dプリンタを採用するのは宮城県では初めて。インフラ分野のDX推進の一環として令和元年の台風19号で被災した内川流域山下堰の改築工事で右岸に設置する魚道の隔壁を3Dプリンタで製作するもので、形が複雑で既製品がない隔壁ブロックの型枠工が省略でき、型枠技術者が不足している建設現場で工期短縮が期待できる。工事受注者は宮城県の地場ゼネコン、橋本店(本社、仙台市青葉区立町、社長=武田文孝氏)。3Dプリンタによる造形はメーカーのPolyuse(ポリウス、本社、東京都港区浜松町、共同代表=岩本卓也氏、大岡航氏)が実施する。

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